​水野 弥生

　看護師として内科病棟にて慢性期と終末期の看護に携わる。その後、夫の転勤により見知らぬ土地で妊娠、出産。知り合いもおらず身近に頼る人もおらず、孤独で寂しい子育てをし、気軽に相談もできず悩む。
　その経験から産後のサポートの必要性を感じる。自分と同じように悩み苦しむ母親のサポートしたいと思いが募る。産後の母親と赤ちゃんのより専門的知識を得るため助産師学校に進学。

　助産師資格取得後、産婦人科、小児科病棟勤務。病院勤務の中で、出産時の数日間の入院期間の中で育児技術を習得するには時間が不十分であり、退院した後のサポートの必要性を再認識。こうした経験から産後の女性にじっくりと寄り添いサポートしたいと開業。

　現在、乳房ケアのみならず、産前にプレパパママ教室、性教育を実施。産後には離乳食教室、ベビーマッサージ教室、母乳育児教室など、母親たちに寄り添う教室を開催。母親たちからは「夫の理解と協力が得られ一緒に子育てしています」と好評。
また、女性が本来の力を発揮するために、社会復帰後の会社内の理解、協力も必要だと企業向けのサービスを提供。

　「女性が自分らしく生きる世界へ」をミッションに女性の一生をサポートしたいと奔走中。延べ２０００組以上の親子のサポート。延岡市から産後ケア事業の委託を受けている。